スタッフのリハビリ研修 杉並区のデイサービス「空の花 宮前」のこの日は、理学療法士と言語聴覚士の訪問日。お客様の評価と同時に、大切なスタッフ研修の日にもあたります。先生たちについて学び、空の花ではそれをスタッフ全員が日常の生活に取り入れています。生活に直結する生きたリハビリテーションを行うためには、無くてはならない機会です。スタッフたちは代わる代わる先生について、お客様の現状と改善したいところをお伝えし、学んだことを互いに情報共有をしてさらにブラッシュアップしていきます。1人ひとりのスタッフがこれを経て、心身のリハビリ技術を習得し自信を持ってお客様の生活を支えるプロとして活動しています。 その間もお客様たちは自ら生活訓練などに励んで賑やかです。協力して役割分担をする、ということも社会参加の第一歩です。何気ないひとつひとつの活動が、お一人ずつの生活を支える大切なプロセスです。楽しく過ごしていただきながらも、ここでの全てはリハビリテーションとして計画的に行っています。ここまでの自立支援研究を支えてくださっているのは、理学療法士 森惣次郎さん、言語聴覚士 大沢良輔さんです。お二人の専門家として素晴らしい技術とあたたかい心を引き継いで、空の花の充実した日常が成り立っています。
夢を叶える 杉並区のデイサービス「空の花 宮前」は、一人ひとりのお客様の心からの望みを叶えるために、日々リハビリテーションを行なっていきます。こちらの方は心身の困りごとが影響し、好きなカラオケで思うように歌えなくなっていました。デイサービスも身体の不調で休みがち。「カラオケ大会に出たい!」という望みを叶えるために、スタッフ一同がここまでリハビリテーションを行なってきました。体調を整えるための訓練や、筋肉の緊張をほぐし膝の痛みを緩和する施術を行いながら、呼吸法なとで発声練習も欠かさず行なってきました。満を辞しての大会当日も、体調不良でお休みの連絡が…そこを管理者が駆けつけ、痛みをとり不安を払拭して来所されることができました!この素晴らしい歌いっぷりにお客様からも大拍手。他の出場者の皆さまも素敵な歌声で、カラオケ大会は大いに盛り上がりました。大賞のレイをかけて、晴れやかな笑顔のお客様。スタッフ一同もとても嬉しい気持ちでした。
夏は変化の時 暑さの中、杉並区のデイサービス「空の花 宮前」では皆さまが元気に個別機能訓練に励んでおられます。水分コントロールや体力維持をしっかり気をつけながら過ごしていると、夏は変化のチャンスにもなります。家では何もする気にならないからと、デイサービスで活発な活動を希望される方も増えるからです。こちらの方は今日からレッグプレスに初挑戦。なかなか良いですな〜とご満悦。9月の「RUN伴杉並」への参加を楽しみにしておられます。 全員での楽しいリハビリ体操も、スティックを使ったりボールを使ってアクティブに動いています。自由に立って参加される方もおられます。声かけ役のスタッフは、少し前までなかやか大きな声が出せずにいました。仲間から呼吸法での発声を習ったり、お客様からも励ましのお言葉をいただきながら、この日はかなり声が出て笑い声溢れる体操の時間をサポートしていました。こうした変化も嬉しいものです。お客様もスタッフも、声をかけ助けあいながら暑い夏を乗り切るだけでなく、嬉しい変化を感じる夏です。
狂言レクリエーション 杉並区のデイサービス空の花では、この日本格的な狂言レクリエーションが行われていました。この職員は狂言をベースにした呼吸法、発声、発語への促しを得意としています。この日のために若い職員と終業後2人で何度も練習したそうです。 2人の掛け合いが見事で、お客様は時折クスクス笑いながら真剣にご覧になっていました。最後には感動で涙された方もいらっしゃるほど。感動も大切な心のリハビリテーション。空の花では自立支援について皆で一緒に勉強しながら、一人ひとりを大切にする時間を作っています。
個性を活かし、協力すること。2 杉並区のデイサービス「空の花 宮前」は、音楽を軸に自立支援とチーム作りを構築してきました。音楽は入り口に過ぎず、このスタイルで3年が過ぎた現在では、職員の一人ひとりが「自分の得意なこと」を軸にさらにそれらの発展に貢献する姿勢を見せています。例えば最年長職員は自分の長年の経験「狂言」をリハビリに取り入れています。台詞や振りを覚えて気持ち良い声を出すことは、お客様の心身の活性化に大きな力を持っています。それを見た最年少職員が興味を持ち、お客様に披露出来るようにと、終業後に狂言を習い始めました。この日は衣装も着けて実に楽しそうに練習しており、夜のフロアに笑い声が響いていました。 こちらは毎月のお客様誕生会のためのケーキ。お客様にも楽しく作業に取り組んでいただき、共に祝う喜びを感じていただけるよう、毎回工夫して準備しています。また、得意な自分だけでなく誰でも出来るようにと、他の職員にも手順を丁寧に教えている様子も見られます。教えられた職員は「こんな綺麗なケーキはあの人にしか出来ないと思っていたが、自分にもできそうだ」と自信が出てきたようです。職員の自立は個性を発揮するだけでなく、周りの人にも楽しみや自信を持つことを増やしていきます。プラスの連鎖。これが、空の花の大きな力となっています。