自らの力で改善の道を

デイサービス空の花では、お客様のお世話をするというよりも お客様が自らの力を発揮し 心身の改善の道を歩むことをお手伝いします。

上の写真の男性はご自身のリハビリプログラムを、ご自分のタイミングでしっかりと実施されています。私たち職員は安全を見守り、励まし、記録をとっています。

気をつけて行っていることは、快活で男気のあるこの方が、その性格を活かしてリハビリを楽しく続けられる環境作りです。
初めてお会いした時はどちらかというと気難しい印象だったのですが、歌謡曲好きとわかり同じ趣味を持った方が多い曜日に変更することで来所を楽しまれ、明るい性格が表出しぐんぐん体調が整うようになりました。

下の写真の男性は歩行状態がしっかりしていますが道に迷うことが多く、出かけると帰宅できなくなることでお困りでした。

屋外歩行訓練では、何処を歩くかご本人と相談しながら決めています。時間的なことや、その日のコンディションなどを伝えながら何処を回るか決めていただきます。

先日ご家族様から、外出先で迷うことがほとんどなくなり、リハビリの効果を実感しておられるとのご連絡をいただきました。

私たちが気をつけているのは、散歩や作業全ての場面で周囲との関わりを増やすと同時に、ご自身で考えて行動することを促すことです。どうしますか、とお聞きすると、そうか、こうしようかな、と楽しそうに応える関西弁が印象的です。

空の花の職員の役割は、徹底して意欲を引き出し、ご自身の持っている改善の力を発揮できる環境を整えることと考えています。

これ、実は職員にとってもまさに「脳トレ」。様々な知識と経験をどう活かすか、互いに情報交換をしながら知恵を駆使して工夫をしています!

10年ぶりに歩けました


デイサービス空の花、この日は手ぬぐいを使って体操をしていました。いろいろな「被り方」を思い出して、やってみました。鉢巻、姉さん被り、鼻がけなど!やってみるとどんどん使い方を思い出して楽しいものです。
手首や肩、膝の回旋や握りの訓練になるだけでなく、互いに「似合う似合う!」「上手いね」と盛り上がっていました。

この盛り上がりのあと、歩行訓練で、10年間他の施設に通いながら歩行器に頼らずには歩けなかった女性が、何と両手引き介助で歩くことが出来ました。
和気藹々とした中で、挑戦しようという意欲が湧いたこと、痛みをコントロールする促しを行ったあとの、適切な介助で実現したものです。
喜びの笑顔、励ましの拍手がフロアを温かく包んでいました。

痛みのコントロール


デイサービス空の花では、痛みや痺れのある方にそのコントロールをする働きかけをしています。

やりたいことが出来ない、歩きたいのに歩けない…、それらの原因を出来るだけコントロールして意欲につなげることが目的です。

今日も管理者が自ら、お客様とじっくり向き合っています。身体に触れると様々なことがわかりますので、笑顔でありながら真剣な表情でした。


こちらの女性は痺れや痛みの軽減とともに、自分で出来ることをどんどん増やしておられます。

利用開始は車椅子でしたが、今では歩行器で行動し、先日はとうとうご自分で靴の履き替えが出来るようになったと嬉しそうに職員に見せてくださいました。

一人ひとりの生活を支える喜びを感じる瞬間でした。

チョコミントが好き?研修のテーマは?

デイサービス空の花では毎月、社長研修があります。
その時々に職員が目標を持って仕事に向かうため、また幸せな生活を送っていくことが出来るようにとテーマは様々です。

この日はテーマに沿って、職員がそれぞれ「〇〇のためには何が必要?」という質問に次々と答えています。

合間には「チョコミントのアイスが必要か?」などなど、不思議な会話も飛び出しています。

空の花では、この研修を継続して受けた職員が考え、工夫し、喜びを持って仕事をし、プライベートも含めて幸せな生活を手に入れることを応援しています。
職員もお客様も笑顔になる、それを目指す今日の研修テーマはずばり「人生を豊かにするための研修」でした!