個性を活かし、協力すること。2

杉並区のデイサービス「空の花 宮前」は、音楽を軸に自立支援とチーム作りを構築してきました。音楽は入り口に過ぎず、このスタイルで3年が過ぎた現在では、職員の一人ひとりが「自分の得意なこと」を軸にさらにそれらの発展に貢献する姿勢を見せています。例えば最年長職員は自分の長年の経験「狂言」をリハビリに取り入れています。台詞や振りを覚えて気持ち良い声を出すことは、お客様の心身の活性化に大きな力を持っています。それを見た最年少職員が興味を持ち、お客様に披露出来るようにと、終業後に狂言を習い始めました。この日は衣装も着けて実に楽しそうに練習しており、夜のフロアに笑い声が響いていました。
こちらは毎月のお客様誕生会のためのケーキ。お客様にも楽しく作業に取り組んでいただき、共に祝う喜びを感じていただけるよう、毎回工夫して準備しています。また、得意な自分だけでなく誰でも出来るようにと、他の職員にも手順を丁寧に教えている様子も見られます。教えられた職員は「こんな綺麗なケーキはあの人にしか出来ないと思っていたが、自分にもできそうだ」と自信が出てきたようです。
職員の自立は個性を発揮するだけでなく、周りの人にも楽しみや自信を持つことを増やしていきます。プラスの連鎖。これが、空の花の大きな力となっています。

個性を発揮し、協力すること

杉並区のデイサービス「空の花 宮前」は、職員全員が自立支援を強く意識して仕事に取り組んでいます。こちらは新人職員のレクリエーションの様子です。一人ひとりのお客様に目を合わせ、呼びかけながらゲームの真っ最中。まだまだ盛り上がりに欠けているものの、自分なりに考え、工夫して提案しているのが伝わってきます。サポート役の先輩職員が、横から声を出して盛り上がりにひと役買っていました。1人に丸投げせず、力を出し合って場づくりをするのも、大切な支援です。
こちらはフロアや事業所の入り口を飾る花。お客様が母の日にお持ちくださった鉢植えのカーネーションは、一度花が終わってしまいました。しかしその後、花が大好きな職員が丹精込めて世手入れを続け、見事に花が咲き始めました。その職員が休みの日は、他の誰かがお客様と一緒に、枯らさないように水遣りを続けていました。互いのために自分の個性を活かし、互いのために頑張る人を支援する。空の花では、こうしたちょっとしたことからもしっかりと自立支援が根付いていることが感じられます。

和菓子作り

雨の季節、空の花では 職員から紫陽花の和菓子作りへの取り組みの企画が提案され、本日第1回目を行いました。
あんこの周りに、紫陽花を思わせる色彩のゼリーで花の姿を作る、
五感を使って取り組む素敵なプログラムでした。
作る工程を楽しむ方、食べることを楽しむ方…それぞれの方の楽しみ方があるのも興味深いです!
あるお客様に感想を伺ったところ、以下のお言葉をいただきました。
「今日は、よく考えて準備してくれたと感心したのさ。今日だけじゃないよ。あんたたち職員がみんな、いろいろに工夫してくれて嬉しい。私はお世辞は言わないよ。もっとうまく喋れと子どもにも叱られる。口が下手だって。だから嘘でないよ。あんたたちはよくやってくれてるからさ、空の花に来たくない、と思うことは3年間で一度もないよ。」…これは、私たちにとって、宝のようなお言葉でした。
職員一同、お客様の自立支援のために、今後とも努力をしてまいります!

津軽三味線ライブで盛り上がりました!

杉並区のデイサービス「空の花 宮前」で、本格的な津軽三味線ライブを開催しました。

目の前で津軽民謡の演奏や、よく知られた民謡の演奏に合わせて歌ったり、合いの手を入れたりして楽しみました。

超絶的な技巧も目の前で見て聴いて、大迫力に拍手喝さい。

終演後には立ったり歩いたりの訓練をされているお客様が、涙を溜めながら立ち上がって握手を求めておられました。

感動、楽しみ、喜びは心も体も元気にしてくれます。

次回も「音楽の花束」がライブイベントを企画します!是非空の花に遊びに来てください!!