支援し合う環境


デイサービス空の花では、自立支援を通して心身の改善をするためには 職員もお客様もともに支援し合う環境が大切だと考えています。

一方的に助かるのでもなく、一方的に助けられるのでもない、互いに支え合う関係。
上の写真のお二人は、それぞれが言葉や心の問題で「コミュニケーションを取ることが困難」という事で通所されています。
しかし、支え合う関係作りを通して自ら出来ることを考え、対話の中で指示を出し合いながら作業に取り組見始めています。


こちらのお二人は 互いの回復への努力を真近に見て、そのリハビリに対する姿勢、さらには生きる姿勢を尊敬し合っておられるようです。
最近では、相手の方のリハビリが進むように 声をかけたり動作を助け「一緒に頑張りましょう」と言い合う、いわば「同志」のような間柄にお見受けします。

職員との関係とも少し違う、こうしたお客様同士の繋がりは、お客様の生き生きとした日々を作る大きな力になっているようです。

レビー小体型認知症の困りごと改善・続編

前回の記事の続編です。
認知症の困りごと改善は一朝一夕というわけにはいきません。
日々その方の変化に対応していく、前向きな姿勢が大切です。

FB の空の花ページの記事をご一読ください。

【続・レビー小体型認知症の困りごと改善】前回お伝えした、夜、なかなか眠れず暴れたり大声で叫んでしまうという男性。本日はその後の状態について書いてみます。お客様一人一人の状態は毎日同じではなく、その日によっ大きく変化します。その…

空の花さんの投稿 2018年10月19日金曜日

レビー小体型認知症の困りごと改善

レビー小体型認知症の方へのアプローチ。
FB の空の花ページに掲載した記事のご紹介です。

【レビー小体型認知症の困りごと改善】デイサービス空の花で嬉しいご報告がありました。レビー小体型認知症で苦しんでいる方に、困りごとの改善の兆しがみえたのです。この男性は夜眠れず、大声を出したり暴れたりしてしまうそうです。薬での改善も…

空の花さんの投稿 2018年10月10日水曜日

ご帰宅前の過ごし方


デイサービス空の花の、ご帰宅前の過ごし方。ある日は季節を感じるタペストリーの制作をしていました。
手指の巧緻性回復を目指す方、作業への取り組みを刺激し認知症への働きかけが必要な方、交流を深めることで運動への意欲を回復したい方…
それぞれの方の自立支援への促しが含まれています。


カルタ取りをしている日もありました。同じくお一人お一人への促しが含められています。
楽しく過ごしていただく時間の中には、職員からの様々な支援が込められています。

触れ合いから活力を


デイサービス空の花には、この日綺麗なお花がたくさんありました。音楽家である副社長が前日出演したコンサートステージから持ち帰った花が届いたのです。
花の名前を思い出したり、色の美しさを感じたり、皆さんの会話が弾みます。
この後、皆さんでオアシスから花を取り出して花瓶に生けていただきました。周りの方もその様子を楽しまれました。

同じ日、可愛いお客様が松ぼっくりを届けに来てくれました。冬に向けた手芸の材料になると聞いた、社長のお子さんたちです。あまりの可愛らしさに膝に抱き上げ触れ合いを楽しむお客様。嬉しい出会いです。

この日の午後の歩行訓練は、皆さんが笑顔。
「一緒にやりましょう」と手を取り合い一緒に訓練をする方の姿もあり、和やかな雰囲気になりました。

綺麗なもの、可愛らしい人たちとの触れ合いが活力の源となったように感じました。

回復しない。そうだったかなぁ


2枚の写真の違いがおわかりになるでしょうか。
わずかですが膝の位置の高さがある変わっています。
麻痺足のリハビリを続けている方ですが、ご自身で膝の上げ下げが出来るようになっています。

デイサービス空の花を利用する前は、医療期間やリハビリ施設から「これ以上は回復しない」とされていました。今、それを聞くと「そうだったかなあ。覚えてないよ」とおっしゃっています。
今は日々、握力が回復していき、両脚に力を入れて歩行をする感じを確かめながらリハビリに取り組んでおられます。

言葉も周囲の者が理解できるように話すことが困難でしたが、今はケアマネさんが「空の花のことになると、驚くほど饒舌に語り始める」とおっしゃるほどです。

当初は週に一度のご利用でしたが、次第に日数を増やされ、今は週のほとんどを空の花で過ごされています。