デイサービス「空の花」を利用されている、病後の拘縮が強い方です。
痛みなどへの怖さから、当初は身体に触れる事はもちろん車椅子の移動さえも怖がって声を上げてしまわれるほどでした。
「空の花」スタッフのアセスメントは、その方の本当の困りごとや望みを丁寧に探っていきます。
この方も、そしてご家族様にも、それまで言葉にならなかった様々なことがおありでした。
少しずつそこに寄り添うことで、今は身体に触れるリハビリではこのようなうっとりとしたご様子です。
膝を抱え込むような姿勢から力を抜くことが出来なかった身体も、膝がここまで伸ばせます。
皆さんとの活動にも当初は参加されなかったのですが、昨日は音楽に合わせて手拍子を打ち、体操ではご自身から腿上げ運動をされている様子が見られました。
毎日少しずつ。
空の花のスタッフは、一人ひとりの方の可能性と意欲を引き出すために工夫を重ねています。