2019年のアーカイブ
空の花ライブ
杉並区のデイサービス「空の花 宮前」は、お客様の豊かな人生を応援するため 様々なプランをご提案しています。
6月6日(木)は、本物の音楽を身近に楽しむコンサート「音楽の花束」とのコラボ企画で、横川流総師範 紺谷英和さんをお迎えします。
どなたでも観覧いただけます。津軽三味線の演奏を身近に楽しみ、心踊るひとときをご一緒に楽しみませんか?
体操も楽しく
自立支援を日常のものにする
空の花では、お客様にとっても職員にとっても「自立支援」が特別なものではなく、ごく日常のものとなるよう考えています。
自宅での生活を支えていくため、家事訓練も身体的運動訓練も、その方お一人おひとりのどんなお困り事を解決するか、またはどんな充実した日々を過ごすための準備なのかをお伝えします。
何事も「自分の生活や人生を充実させるためにある」と感じていただくには、それらのことも「押し付け」になっては意味がありません。
その方の立場に寄り添った丁寧なアセスメントから引き出した「目標管理シート」は、毎日お客様ご自身で確認しながら、個別機能訓練のプログラムの進み具合を書き込んでいきます。
単なる記録ではなく、その日その方の充実した時間の証しを、職員が共に確かめ、喜び、満たされてご自宅へお戻りいただけるように働きかけています。
ですから皆さんの会話はとてもポジティブです。いつも、より良い未来に向けた言葉を投げかけ、支え合う関係を大切にする、空の花の理念であり大きな特徴と言えます。
菜の花畑で屋外歩行
デイサービス空の花にも春が訪れています。
この日は近くの菜の花畑まで屋外歩行訓練に出かけました。
歩行が困難に方もいつもより長い距離を歩くことが出来ました。
個別機能訓練の目標が他者との交流であったり、会話やコミュニケーションを増やすことにある方も、訪れた地域の方との触れ合いがたくさんありました。
皆さまのお顔が明るく会話もたくさん。この後も、職員が代わる代わる 季節にちなんだ機能訓練の工夫を企画しています。
おたがいさまでいこう
誰かが上着を着る時に、ちょっと手を貸してあげる。
コート掛けで、ハンガーを渡してあげる。
無くなると困るからと、広告でくずかごを折って置いてくれる。
みんなが少しずつ、誰かのために気を配りながら日々を過ごしています。
おたがいさまですからね。
一人ひとりが少しずつ、お互いのためを思い、活動できるような場所。
デイサービス空の花は、そんな場所であることを目指しています。
「イキイキ生きる」を諦めない!
デイサービスで「ここはつまらない」「なーんにもすることがないもんね」とボヤく方がいます。
しかし良く観察していると、生活訓練としての洗濯物や食器の配膳、片付けなどはマメマメしくなさり、しかも手早く丁寧。
ところが終わるとすぐにボヤきが始まるのです。
不思議に思って職員がよく良くお話しを聞いてみるとご自宅では至れり尽くせり、自分がする事が無くなって「いろんなことをしたいと思うことを諦めている」とのこと…
幸せなのに…
幸せじゃない…?
この方、現在は職員がご家族ともお話ししながら「この方が出来ること」をご一緒に考えています。
既に始めているのは、デイサービスに来られるお客様のおもてなし。
この日は杉並区役所から見学に来られた方々にお茶を入れてくださっています。
こういう時はボヤきが出ない。
この方からボヤきが全く出なくなるよう、今、職員たちは日々考え、工夫を続けています。
イキイキと生きることを諦めない。
空の花は関わる皆さまの笑顔と、心豊かな生活を応援していきます。
姿勢改善
空の花では、痛み除去や歩行状態の改善のために、様々な方法で姿勢改善を行っています。
この女性は、背骨の湾曲と腰骨のずれのため、立位を取ると股関節が伸びず、膝も屈曲したままで歩行されています。
通所され始めた頃よりかなり改善されていふものの、朝の来所時には1.2枚目のような状態です。
この日は呼吸法と併せていくつかの運動をしていただき、その後ベッドにて筋肉をほぐし、関節を柔らかくする施術を行いました。これにより骨の位置も変わってきます。
施術は全く痛み無く、お客様はとにかく「気持ちがいいです」「身体が温まってきました」とニコニコ。終えると3枚目の写真のように立位がスッキリ。背中の上部と足の伸びに大きな変化があります。
歩いてみると歩幅が大きくなり、ふらつきが軽減します。
こうした変化を見ると周りの方が「変わったわね」「良かったわね、顔色もいい」など声をかけて一緒に喜んでくださるのも、空の花の特徴です。
継続していくことで、姿勢改善はもちろん、痛み軽減や歩行状態の改善効果は定着してきます。
楽しく身体を動かす
デイサービスの集団体操は、座って行うイメージがありますが、空の花は自由です。
場面場面で、立って行う方もおられます。
それぞれの身体の状態により、自由に使えるところを使っていきます。
気分が乗らなかった方も、こうした周囲の方の様子を見て、ひょっと立ってくださることもあります。
出来ることにどんどんチャレンジしていく、それが毎日を楽しくし、心身の回復に繋がる空の花のスタイルです。
硬く握ったままだった手が
麻痺のリハビリを行なっている女性です。
左側麻痺で、腕は自由になりません。
手首が内側に曲がり、指先は硬く握られたまま殆ど開くことが出来ない状態で通所を開始されました。
しかし空の花の、痺れや痛みを除去し、筋肉を緩め、柔らかくしていくと同時に、意欲を高めていくことを重視したリハビリを継続される中で、わずか2ヶ月でこのように指先が柔らかく開きはじめました。
手首も関節が緩み、手を添えると真っ直ぐに近く伸びるようになっています。
毎日少しずつですが変化し始める腕に、この女性は今、会話も増え、活動意欲もどんどん高まっておられます。
どんな方でも、どんな状態でも必ず回復、改善を目指していくのが、空の花のリハビリです。