硬く握ったままだった手が


麻痺のリハビリを行なっている女性です。
左側麻痺で、腕は自由になりません。
手首が内側に曲がり、指先は硬く握られたまま殆ど開くことが出来ない状態で通所を開始されました。

しかし空の花の、痺れや痛みを除去し、筋肉を緩め、柔らかくしていくと同時に、意欲を高めていくことを重視したリハビリを継続される中で、わずか2ヶ月でこのように指先が柔らかく開きはじめました。

手首も関節が緩み、手を添えると真っ直ぐに近く伸びるようになっています。
毎日少しずつですが変化し始める腕に、この女性は今、会話も増え、活動意欲もどんどん高まっておられます。
どんな方でも、どんな状態でも必ず回復、改善を目指していくのが、空の花のリハビリです。

回復しない。そうだったかなぁ


2枚の写真の違いがおわかりになるでしょうか。
わずかですが膝の位置の高さがある変わっています。
麻痺足のリハビリを続けている方ですが、ご自身で膝の上げ下げが出来るようになっています。

デイサービス空の花を利用する前は、医療期間やリハビリ施設から「これ以上は回復しない」とされていました。今、それを聞くと「そうだったかなあ。覚えてないよ」とおっしゃっています。
今は日々、握力が回復していき、両脚に力を入れて歩行をする感じを確かめながらリハビリに取り組んでおられます。

言葉も周囲の者が理解できるように話すことが困難でしたが、今はケアマネさんが「空の花のことになると、驚くほど饒舌に語り始める」とおっしゃるほどです。

当初は週に一度のご利用でしたが、次第に日数を増やされ、今は週のほとんどを空の花で過ごされています。

笑顔を引き出す


デイサービス空の花では、酷暑の中でも皆さん元気に過ごしておられます。
激しい運動はしませんが、継続した緩やかなトレーニングは身体の機能を維持するために大切です。

夏場は体力も気力も落ちてしまいがち。
そんな中でも社長以下、理学療法士さんとスタッフ共に明るく前向きな言葉でお客様の状態を見ながら意欲を引き出していきます。

右半身麻痺からの回復途上のこの方も、以前からは考えられない姿勢の良さを指摘されて満面の笑顔!
「前はそんなに姿勢が悪かったかなぁ?」と言葉もハッキリ。マイペースで麻痺足を軸にする練習に取り組んでおられました。

空の花は、お客様ができることをひとつでも多くサポートし、お客様の笑顔を引き出したいと考えています。

毎日少しずつ

デイサービス「空の花」を利用されている、病後の拘縮が強い方です。

痛みなどへの怖さから、当初は身体に触れる事はもちろん車椅子の移動さえも怖がって声を上げてしまわれるほどでした。

「空の花」スタッフのアセスメントは、その方の本当の困りごとや望みを丁寧に探っていきます。
この方も、そしてご家族様にも、それまで言葉にならなかった様々なことがおありでした。
少しずつそこに寄り添うことで、今は身体に触れるリハビリではこのようなうっとりとしたご様子です。

膝を抱え込むような姿勢から力を抜くことが出来なかった身体も、膝がここまで伸ばせます。

皆さんとの活動にも当初は参加されなかったのですが、昨日は音楽に合わせて手拍子を打ち、体操ではご自身から腿上げ運動をされている様子が見られました。

毎日少しずつ。
空の花のスタッフは、一人ひとりの方の可能性と意欲を引き出すために工夫を重ねています。