交流

デイサービス空の花のレクリエーションは、様々な目的に沿ってスタッフか工夫してご提案します。

この日はリハビリに使うスティックを使ってテーブルの上でボールリレー。

全員で協力しないとボールが落ちてしまいます。
日頃寡黙な方も、あまり会話をしない方同士も、声を掛けながら楽しんでおられます。

一人ひとりの運動機能改善などの訓練は、辛かったり苦しいこともあります。
そこを見守り、励まし、共に乗り換えるためにお仲間との交流は大きな力になります。
空の花ではスタッフが、一人ひとりの個別機能訓練プログラムを組み立てる中に、こうした周囲の方との交流について配慮しながら取り組んでいます。

誕生日

デイサービス空の花の、ある日のおやつタイムです。
新しいお客様の誕生日が今月であることを知って、スタッフが急きょその日のうちに考えてお祝い菓子を作っていました。

誕生日は祝うのも祝われるのも、嬉しいものです。ご本人は手を叩いて喜ばれ、周りの皆さまもにこにこ。

嬉しい体験、喜ぶ気持ちは大切だと思います。

笑顔を引き出す


デイサービス空の花では、酷暑の中でも皆さん元気に過ごしておられます。
激しい運動はしませんが、継続した緩やかなトレーニングは身体の機能を維持するために大切です。

夏場は体力も気力も落ちてしまいがち。
そんな中でも社長以下、理学療法士さんとスタッフ共に明るく前向きな言葉でお客様の状態を見ながら意欲を引き出していきます。

右半身麻痺からの回復途上のこの方も、以前からは考えられない姿勢の良さを指摘されて満面の笑顔!
「前はそんなに姿勢が悪かったかなぁ?」と言葉もハッキリ。マイペースで麻痺足を軸にする練習に取り組んでおられました。

空の花は、お客様ができることをひとつでも多くサポートし、お客様の笑顔を引き出したいと考えています。

笑顔


デイサービス空の花では、個別機能訓練を大切にしておりますが、その中でスタッフが行う一斉のリハビリ体操も丁寧です。

基礎的な運動の中には、お客様それぞれの心身の悩み、困りごとにそれぞれふぃっとすることが散りばめられています。

集団で体操しながらも、個々の方々の状態について丁寧にお話しし、効果を実感しながら実施します。

この日も姿勢改善や呼吸法など様々な体操をしながら、最後に腿上げをしたところ「あら?さっきより全然楽!」「てんで持ち上がらなかった足がちゃんと上がるわ。痛みもない」とニコニコの笑顔になりました。
痛くない
動く
その笑顔は最高です。
動きたい、諦めていたことをもう一度やりたい、そんな意欲が湧いてくる、素敵な笑顔です。
ちなみに、最初に行った腿上げの時はこんな感じでした。

この後個別機能訓練Ⅱをされる時は皆さん笑顔で、各々の活動も賑やかでした。

空の花は、なりたい自分に近づくことを今日も応援させていただきます、

互いの交流を大切に


デイサービス空の花では、お客様同士の交流を大切にしています。
この方たちは、活動の合間に互いの体調を労わり声をかけあっておられます。
「あなた今日元気ないけど大丈夫?」
「あにたは?元気なの?」
「暑いから気をつけましょうね」

いつもデイサービスで会う方同士がどのような関係性を持つか。それにより、意欲を持って生活に前向きになることができる力の源にもなり得ます。

それぞれに生活背景も違い、心身の困りごとも違う方同士の出会い。
当然難しいこともあります。
スタッフがそっと様々な仕掛けや促しをしていきますと、始めは難しかった方々も互いに尊重し、自然にあたたかい交流が生まれます。

そんな関係の中で訓練を行うと、励ましたり、成果を褒めあってどんどん良い状態へと変化していかれるのは、驚くほどです。

お客様同士が高め合うことは、空の花のリハビリのひとつの特徴と言えるかもしれません。

美しいものに触れる


デイサービス空の花では、お客様が夏に向けて染めを使った作品に取り組んでいます。
じわじわと色が染みていく様子に「綺麗ね」「面白いね」と男女問わず皆さんが興味を持って楽しんでおられます。

様々なリハビリ効果を期待するだけでなく、一番大切にしているのは人と関わる楽しさを感じていただくこと。美しいものを介して、一緒に作る人たちと思いを共感することの喜びを感じていただけるように工夫しています。

音楽の時間も同じです。人との関わりが難しく帰宅願望が強い方も、歌って、語っているうちに楽しくなり、身振り手振りで熱唱。この日は一度も「帰りたい」とおっしゃることがありませんでした。
レクリエーションのひとつひとつが、リハビリテーションそのものです。

誰かのために

デイサービス空の花の今日のおやつを、お客様に作っていただきました。

みんなのためのおやつ作りはいつも、皆さん張り切って笑顔で取り組んでくださいます。


いつも家で家事をされている方も「こんなにたくさんを作るのは滅多にないこと」「リハビリになるわね」と介護士のような事をお話ししながら作業をしていました。

こちらの方は、体調が優れない方を労わって膝掛けをかけてあげています。
どの方も皆、誰かのために役に立ちたいという想いにあふれておられるのが、強く感じられます。

おひとりおひとりが何を求めているのか、その想いが心身の回復、改善に繋がるため、それを探ることが空の花のリハビリテーションの第一歩です。

「鳥肌がたっちゃうわね」


デイサービス空の花を利用されているこの方は、利用当初は車椅子で来所されており、「歩くのは無理」「出来ない」と、リハビリにとても消極的でした。

リウマチやパーキンソン病で足指が重なった状態で固まっているのも、歩行困難のひとつの大きな要因でした。


ところが、筋肉や身体、こころをほぐす空の花のリハビリが始まり、このごろはかなりご様子が違います。
「わたしね、イケると思うのよ」という言葉が、口ぐせのようになっています。

そしてその通りに、足指の緊張はすっかりほぐれました!

次の週にこの方は、短時間なら殆どどこにもつかまらずに歩行が可能になりました。
ほかの方の歩行訓練を見ながら「こんな風に奇跡みたいなことを目の当たりにする事は、なかなかないわね。なんだか鳥肌がたっちゃうわね」とおっしゃっていました。

毎日少しずつ

デイサービス「空の花」を利用されている、病後の拘縮が強い方です。

痛みなどへの怖さから、当初は身体に触れる事はもちろん車椅子の移動さえも怖がって声を上げてしまわれるほどでした。

「空の花」スタッフのアセスメントは、その方の本当の困りごとや望みを丁寧に探っていきます。
この方も、そしてご家族様にも、それまで言葉にならなかった様々なことがおありでした。
少しずつそこに寄り添うことで、今は身体に触れるリハビリではこのようなうっとりとしたご様子です。

膝を抱え込むような姿勢から力を抜くことが出来なかった身体も、膝がここまで伸ばせます。

皆さんとの活動にも当初は参加されなかったのですが、昨日は音楽に合わせて手拍子を打ち、体操ではご自身から腿上げ運動をされている様子が見られました。

毎日少しずつ。
空の花のスタッフは、一人ひとりの方の可能性と意欲を引き出すために工夫を重ねています。

スタッフ研修

デイサービス「空の花」この日は個別機能訓練Ⅱの進め方について職員が研修を受けていました。

認知症により文字を書くことが難しくなりつつある方への働きかけとして、ご自身の名前を書くことがプログラムとされている方。しかし名前を書く練習はご本人のプライドにも関わる事なので取り組んでいただくのは難しいことです。

どう提案をするか、様々な工夫が必要です。意欲を持って笑顔で取り組んでいただくことを学びます。

この方も満面の笑顔、練習して満足の結果が得られたようです。

もう1人研修を受けていたのは、日本訪問美容サービスの加盟店さんです。当社社長が日本訪問美容サービスのFC最高責任者も兼ねているため、訪問美容をされるためにも、適切にお客様への対応が出来るよう空の花で研修をしているのです。

空の花スタッフが丁寧に機能訓練について説明しています。スタッフも伝えることにより理解を深める機会になり、互いに学び合うことになります。

お客様へのより良い対応を目指し、空の花スタッフは日々進化しています。