10年ぶりに歩けました


デイサービス空の花、この日は手ぬぐいを使って体操をしていました。いろいろな「被り方」を思い出して、やってみました。鉢巻、姉さん被り、鼻がけなど!やってみるとどんどん使い方を思い出して楽しいものです。
手首や肩、膝の回旋や握りの訓練になるだけでなく、互いに「似合う似合う!」「上手いね」と盛り上がっていました。

この盛り上がりのあと、歩行訓練で、10年間他の施設に通いながら歩行器に頼らずには歩けなかった女性が、何と両手引き介助で歩くことが出来ました。
和気藹々とした中で、挑戦しようという意欲が湧いたこと、痛みをコントロールする促しを行ったあとの、適切な介助で実現したものです。
喜びの笑顔、励ましの拍手がフロアを温かく包んでいました。

痛みのコントロール


デイサービス空の花では、痛みや痺れのある方にそのコントロールをする働きかけをしています。

やりたいことが出来ない、歩きたいのに歩けない…、それらの原因を出来るだけコントロールして意欲につなげることが目的です。

今日も管理者が自ら、お客様とじっくり向き合っています。身体に触れると様々なことがわかりますので、笑顔でありながら真剣な表情でした。


こちらの女性は痺れや痛みの軽減とともに、自分で出来ることをどんどん増やしておられます。

利用開始は車椅子でしたが、今では歩行器で行動し、先日はとうとうご自分で靴の履き替えが出来るようになったと嬉しそうに職員に見せてくださいました。

一人ひとりの生活を支える喜びを感じる瞬間でした。

チョコミントが好き?研修のテーマは?

デイサービス空の花では毎月、社長研修があります。
その時々に職員が目標を持って仕事に向かうため、また幸せな生活を送っていくことが出来るようにとテーマは様々です。

この日はテーマに沿って、職員がそれぞれ「〇〇のためには何が必要?」という質問に次々と答えています。

合間には「チョコミントのアイスが必要か?」などなど、不思議な会話も飛び出しています。

空の花では、この研修を継続して受けた職員が考え、工夫し、喜びを持って仕事をし、プライベートも含めて幸せな生活を手に入れることを応援しています。
職員もお客様も笑顔になる、それを目指す今日の研修テーマはずばり「人生を豊かにするための研修」でした!

歩くことへの意欲


デイサービス 空の花では、なりたい自分を見つけていくお手伝いをしています。
この方の強い願いは、自由な歩行。

何のために歩きたいか、歩けるようになったら何がしたいか。
具体的に細かくご自身の想いを描いていただきながら、ここまで回復してこられました。


こちらの方は歩行器では麻痺側の足にも体重をかけられるようにする練習に続いて、両手引きでの歩行訓練を始めたばかり。

しかしお二人ともに利用当初は、車椅子からフロアの椅子へ移ることさえ非常に困難なほどでした。

現在は、ご自身はもちろん介助をするスタッフも歩行のたびににこにこ、訓練を通じて幸福感をシェアしているようです。

歩きたい、でも無理だ、という諦めや苛立ちから抜け出すことは難しいことです。

空の花ではスタッフがお客様と一緒に考え、歩行への意欲を引き出すよう工夫していきます。

腰痛改善

デイサービス空の花では、それぞれの方の生活を支える 個別機能訓練Ⅱに力を注いでいます。
これはいわばオーダーメイドのリハビリプログラムです。
この男性は様々な要因から腰痛に苦しまれ、立ち上がり動作が困難になったり、大柄な方ですので 歩行の際にご家族が両手で介助するのも大変な状態でした。

身体的な訓練に留まらず、苦しさを乗り越えるポテンシャルを引き出す介護プログラムにより、この頃は腰痛が軽減されています。
この方の現在の立ち上がり直後の姿勢はこの写真の通り。以前は前傾が強く前のめりで、前から介助するスタッフもパワーが必要でした。


意気揚々と見守りのみで歩行訓練され「え?俺はもうはじめっから1人で平気なんだよ!」と得意そうです。
数ヶ月前はスタッフに促されても立ち上がり動作訓練を拒まれ、痛みでしかめ面だった方とは思えない、素晴らしい笑顔です。
その方が望む人生をサポートする。
それが空の花の望むケアの形です。

交流

デイサービス空の花のレクリエーションは、様々な目的に沿ってスタッフか工夫してご提案します。

この日はリハビリに使うスティックを使ってテーブルの上でボールリレー。

全員で協力しないとボールが落ちてしまいます。
日頃寡黙な方も、あまり会話をしない方同士も、声を掛けながら楽しんでおられます。

一人ひとりの運動機能改善などの訓練は、辛かったり苦しいこともあります。
そこを見守り、励まし、共に乗り換えるためにお仲間との交流は大きな力になります。
空の花ではスタッフが、一人ひとりの個別機能訓練プログラムを組み立てる中に、こうした周囲の方との交流について配慮しながら取り組んでいます。

誕生日

デイサービス空の花の、ある日のおやつタイムです。
新しいお客様の誕生日が今月であることを知って、スタッフが急きょその日のうちに考えてお祝い菓子を作っていました。

誕生日は祝うのも祝われるのも、嬉しいものです。ご本人は手を叩いて喜ばれ、周りの皆さまもにこにこ。

嬉しい体験、喜ぶ気持ちは大切だと思います。

笑顔を引き出す


デイサービス空の花では、酷暑の中でも皆さん元気に過ごしておられます。
激しい運動はしませんが、継続した緩やかなトレーニングは身体の機能を維持するために大切です。

夏場は体力も気力も落ちてしまいがち。
そんな中でも社長以下、理学療法士さんとスタッフ共に明るく前向きな言葉でお客様の状態を見ながら意欲を引き出していきます。

右半身麻痺からの回復途上のこの方も、以前からは考えられない姿勢の良さを指摘されて満面の笑顔!
「前はそんなに姿勢が悪かったかなぁ?」と言葉もハッキリ。マイペースで麻痺足を軸にする練習に取り組んでおられました。

空の花は、お客様ができることをひとつでも多くサポートし、お客様の笑顔を引き出したいと考えています。

笑顔


デイサービス空の花では、個別機能訓練を大切にしておりますが、その中でスタッフが行う一斉のリハビリ体操も丁寧です。

基礎的な運動の中には、お客様それぞれの心身の悩み、困りごとにそれぞれふぃっとすることが散りばめられています。

集団で体操しながらも、個々の方々の状態について丁寧にお話しし、効果を実感しながら実施します。

この日も姿勢改善や呼吸法など様々な体操をしながら、最後に腿上げをしたところ「あら?さっきより全然楽!」「てんで持ち上がらなかった足がちゃんと上がるわ。痛みもない」とニコニコの笑顔になりました。
痛くない
動く
その笑顔は最高です。
動きたい、諦めていたことをもう一度やりたい、そんな意欲が湧いてくる、素敵な笑顔です。
ちなみに、最初に行った腿上げの時はこんな感じでした。

この後個別機能訓練Ⅱをされる時は皆さん笑顔で、各々の活動も賑やかでした。

空の花は、なりたい自分に近づくことを今日も応援させていただきます、

互いの交流を大切に


デイサービス空の花では、お客様同士の交流を大切にしています。
この方たちは、活動の合間に互いの体調を労わり声をかけあっておられます。
「あなた今日元気ないけど大丈夫?」
「あにたは?元気なの?」
「暑いから気をつけましょうね」

いつもデイサービスで会う方同士がどのような関係性を持つか。それにより、意欲を持って生活に前向きになることができる力の源にもなり得ます。

それぞれに生活背景も違い、心身の困りごとも違う方同士の出会い。
当然難しいこともあります。
スタッフがそっと様々な仕掛けや促しをしていきますと、始めは難しかった方々も互いに尊重し、自然にあたたかい交流が生まれます。

そんな関係の中で訓練を行うと、励ましたり、成果を褒めあってどんどん良い状態へと変化していかれるのは、驚くほどです。

お客様同士が高め合うことは、空の花のリハビリのひとつの特徴と言えるかもしれません。