「空の花」で働くスタッフに聞いてみました

「空の花」のスタッフに、仕事に対する思いを聞いてみました。
大津至時さん。朗らかで心の熱いスタッフです。

「2016年の9月から空の花に来ました。
デイサービスとしてお客様へのサービス内容もどんどん進化して今日に至るけれど、最初に「空の花」に来た時のわくわく感と今、あんまり変わりません。

嬉しいのは、ケアの成果がちょっとずつ出てきているのが見えること。

例えば、一年かけてずっと取り組んできたAさんの入浴。
1年前に「できるようになるんじゃないか?」って思って、取り組んでみたいと会社に提案しました。
重度の麻痺のあるAさんは、以前はシャワー浴が主でした。
浴槽にたまに入れても腰までだし、二人がかりでやる重労働だった。
それがいろんな工夫をして、今では一人で、誰にでもできるようになった。
これは信頼関係とケアの工夫、身体的なリハビリの成果が総合的にちゃんと出ていると実感できる体験。

自分たちがやっているケアの成果が、こういうふうに見えてくるのが嬉しいです。

そもそも介護の仕事をスタートしたときには、その日一日を安全に、無事に過ごしていただくことばかり考えていた。
けっこう怖かったです。

介護の仕事を始める時には、自分なりに「こうやったらうまく介護できるんじゃないか」というイメージがあったんです。
でも実際は日々をとにかく安全に過ごすことに精いっぱい。
それは「賽の河原」という言葉が一番ぴったりだった。
せっかくケアを積み上げてきて、もうちょっとできたらここまでいけるというところを目の前にしては全てガラガラ崩れ去る。みたいな。続けていられなくなりました。身も心も、です。

空の花に最初に来たときは、その職場にいた時の「休みの日」に来たんですね。
本当だったら翌日早番っていう日は、ぜっったい何もしたくない。(笑)
体を休めるのに精いっぱいで、家から出たくない。
なのに、空の花に来た翌日の出勤は全然自分の動きが違うんです。見えるから。ケアが見える。
どういうことかって、お客様が何をしたいのか、こうしたいんだな、っていうことが伝わってくる。

ほんとうはずっとそれをやりたかったのに、真逆の、支配して動かなくするケアをしてきた。動かないわけがないのに。だからしんどかったんです。
それが、一日空の花で過ごすことで翌日は気持ちに余裕が出て、お客様の気持ちを汲み取った見守り、支えるケアができるようになっていたんです。それですぐに「空の花」にきた。(笑)

一番最初に空の花で驚いたのは、「トイレ頻回」が一人もいないっていうこと。
これはびっくりしました。
「トイレ頻回」は、それまでの自分の経験から「なにをしたらいいかわからない」っていうときだと思う。
立って歩いくことができるのに、行動にロックをかけられるのは辛い。動いちゃいけないといわれ、やることがない。何をしたらいいかわからないからトイレに行くか、休むか。あとは座ってるしかない。辛いんです。
「空の花」に「トイレ頻回」が一人もいないのは、行動にロックをかけてないっていうこと。

「空の花」にも、もちろん認知症の人がたくさんいらっしゃいますが、なんとなく見様見真似でタオルを畳もうとしたり、誰かの手伝いをしようとしたり、そういうことをいつの間にかやっている。もちろん失敗もあるけれど、何かをやろうとする人に対して誰も止めたりしませんね。当然そういう中ではトラブルが発生しますけれど、それ以前にお客様同士で「こっちいらっしゃいよ」「これ一緒にやりましょう」とか、関わっていこうとする過程があるんです。その過程があった上でのトラブルなら、我々はいくらでも解決や調整のしようがあるんです。

「あんた仕事が遅いからこっちによこしなさい」とか、「あの人は何にもしない!」とか、逆に「今日はなんにもすることがないの?」とかね。よくあります。(笑)
それ自体もう「空の花に来たら何かをする」ってことが前提だからそういう発言が出る。これはとってもいいことです。

自分が思う「空の花のいいところ」は、チャレンジするところだと思います。
こういうふうにお客様が前に向いて、何かADL獲得していこうとか、できないことをなんとかしよう、っていう。とりあえずやってみよう、ってお客様がチャレンジする姿勢に寄り添ってくことができるのがすごい。

自分は今、ちょっと欲張りすぎてるくらいいろんなことに頑張れる状態になっている。
見えてきたいろんなことを形にしていくフェーズにはいってるのかなって思う。
楽しいからどんどんやっちゃう。
そしてこの楽しさをほかの人にも、もっと味わってもらいたいなと思っている。
わたしは現場にいることが面白い。楽しい。落ち着く。
「面白いからやってる」っていうのが、今の本当の気持ち。

今、広いところでリハビリやってみたい!とか思っています。スペース的に限られてるから、広い場所でできるいろんなことがあるから、やったらもっと違うこともできるのにな、とか。
あと、お客様をお連れして旅行も行ってみたい!とか。
楽しいことたくさん思いつきます!」

語りながら笑顔がいっぱい、こちらまで元気をもらえるひとときでした。
スタッフ紹介、シリーズにしていこうと思います!!

「空の花」で働くスタッフに聞いてみました」への2件のフィードバック

  1. 大津さん!!

    「見守る」「寄り添う」「共に楽しむ」
    まさに心が伝わるフォローをしてくださるスタッフさんです

    「あの人、いつも私のことを〇〇さん、〇〇さんと
    声をかけ、よくしてくれて、なんか恥ずかしくなっちゃうのよ」と嬉しそうに笑顔で報告をしてくれていた私の家族!

    ご本人の努力と介護と真摯に向き合う姿。
    頭が下がります

    大津さんと過ごす温かな時間、
    多くの人達が体験してくれるといいですね♪

    がんばってください!!

    • 「空の花ファン」様
      コメントありがとうございます!「心が伝わるフォロー」、有難い言葉をいただき嬉しいです。
      一人一人のスタッフが、お客様と真摯に向き合っていることは、お客様が一番感じてくださっていますね!
      これからも応援よろしくお願いいたします。

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